女性の大腸がん

女性の大腸がん患者が増えている?

女性の大腸がん患者が増えている?現在、国内において女性のがんの中でもっとも死亡数が多いのが「大腸がん」です。
罹患数においては第2位を占めており、その数は30代頃から少しずつ増え始め、50歳頃から急激に増加します。
女性にとって、身近であり、かつ発見が遅れた場合には命に関わる事態に陥る可能性が高いがんと言えます。
大腸がんは一方で、早期に発見できれば、ほぼ100%の完治が期待できます。そしてその早期発見においてもっとも重要とされているのが、大腸カメラ検査です。
特に40歳を超えてからは、年に1度は、大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。

大腸がんが女性に多い理由は?

大腸がんが女性に多い理由は?大腸がんの原因には、食生活の欧米化、肥満、ストレス、飲酒、喫煙などさまざまなものが存在します。そして、便秘によって腸内環境が悪化することも、大腸がんのリスク上昇に影響しているのではないかと言われています。
特に女性は、若いうちから便秘にお悩みになる方が多いため、そういったことも大腸がんの罹患数・死亡数が多いことと関係しているのではないかと考えられます。

「便秘」にお悩みの方は
当院にご相談ください

便秘は、ついつい「仕方のないこと」「体質だから」と諦めてしまいがちな症状です。また「恥ずかしいこと」というイメージも未だ残っているのかもしれません。病気が原因であればその病気を治さなければなりませんし、病的な問題がない場合も、生活習慣指導によって便秘を改善・解消することは可能です。便秘にお悩みの方は、放置せず、また諦めず、ぜひ一度当院にご相談ください。

大腸がんとは?症状や原因

大腸がんとは、大腸(結腸・直腸・肛門)に生じるがんです。特に、S状結腸と直腸は、便が長く留まることからがんが発生しやすいと言われています。

大腸がんの主な症状

  • 腹痛
  • 下痢と便秘の繰り返し
  • 便が細くなる
  • 下痢
  • 血便
  • 粘液便、粘血便

上記のような症状がほとんど現れずに進行することもあります。また、血便を見て痔だと思い込んでいたら、実は大腸がんだったというケースも珍しくありません。
血便に気づいたとき、あるいは便潜血検査で陽性だったときは、必ず大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

大腸がんのリスクとなる原因

大腸がんのリスクとなる原因

  • 運動不足
  • 食生活の欧米化
  • 飲み過ぎ
  • 喫煙
  • 肥満

この20年で、国内での大腸がんを原因とした死亡者数は1.5倍になっています。そのあいだに変化した要素を考えると、食生活の欧米化がこの急増に少なからず影響しているものと思われます。
高脂肪、繊維質不足を自覚されている方は、魚や野菜・果物を積極的に食事に取り入れましょう。

大腸がんになりやすい人

以下に該当する方は、大腸がんになりやすい傾向があると言えます。もちろん、必ずなるというものではありませんが、そうでない方と比べると、生活習慣の改善や定期的な大腸カメラ検査の重要性が、より大きくなると言えます。

  • 大腸ポリープができたことのある方
  • 潰瘍性大腸炎になったことがある方
  • 大腸がんになったことがある家族がいる方
  • 喫煙習慣のある方、アルコールをよく飲む方
  • 動物性脂肪の多い肉類が好きな方、野菜を摂らない方
  • 肥満・運動不足の方
  • 長く便秘に悩んでいる方

大腸がんと大腸ポリープの関係

大腸がんと大腸ポリープの関係大腸ポリープの中には、がん化して大腸がんになる可能性があるものと、その可能性が低いものとに分けられます。
一方で、大腸がんの多くは、大腸ポリープががん化して発生します。そのため、大腸カメラ検査にて、がん化する可能性のある大腸ポリープを早期に発見し、切除しておくことは、大腸がんの予防という意味で非常に大切になります。
当院では、大腸ポリープの日帰り手術にも対応しておりますので、どうぞ安心してご相談ください。

大腸がんの検査方法

便潜血検査

便の中の目に見えないくらい少量の血液を検出できる検査です。便潜血検査で陽性であった場合、消化管のどこかで出血があったということですので、精密検査では大腸カメラ検査を実施します。

注意が必要なのは、大腸がん(や大腸ポリープ)ができていても、必ず出血しているわけではないという点です。つまり、便潜血検査で陰性であった場合も、大腸がんでない、とは言い切れないのです。便潜血検査は、あくまで大腸がんに対するスクリーニング検査(その病気の疑いがある人を早くに発見するための検査)です。

大腸内視鏡検査

肛門からスコープを挿入し、大腸の粘膜を直接観察する検査です。
病変の位置や大きさ、進行の程度などを詳しく調べることができます。大腸がんをはじめとする大腸のさまざまな病気を、早期に発見することが可能です。
検査の種類を迷われているのであれば、ぜひおすすめしたい検査です。

40歳以上は男女ともに
大腸がん検診を受けましょう

40歳を過ぎてからの毎年の大腸カメラ検査が難しいという方も、大腸がん検診は必ず受けることをおすすめします。
繰り返しになりますが、便潜血検査で陰性であっても、大腸がんではない、ということにはなりません。陽性であったときはもちろんですが、陰性が出たあとに症状に気づいたとき、ふと不安になったときには、大腸カメラ検査を受けてください。
当院では、胃カメラ検査、大腸カメラ検査、超音波検査などを行う消化器人間ドックも実施しております。

大腸がんの内視鏡治療

早期の大腸がんであれば、内視鏡を使ってがんを切除することが可能です。
腹腔鏡下手術、開腹手術と比べて、患者様のお身体への負担が大きく抑えられます。
現在、大腸がんだけでなく、食道がん、胃がん、十二指腸がん、膀胱がんなども、内視鏡治療が可能になっています。
がん治療が必要になったとき、内視鏡治療をご希望される場合には、提携する病院を速やかにご紹介いたします。

06-4391-1127 24時間WEB予約 Instagram トップへ戻る